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お気に入りの海外ドラマetc...について あれこれ気ままに書いてみよう!!
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第03話『パディントン発4時50分』

脚本的には、トリックや真相に関わってくるような重要な改編はなかったものの、ジョーン・ヒクソン版『パディントン発4時50分』よりも良かったんじゃないかな。

このエピソードはタイトル通り『汽車』がキーアイテムであり、見せ場の一つ。
冒頭のエルスペスが殺人を目撃するシーンやラストもそうだが、それをとても上手に使い、ストーリーを盛り上げていて面白かった!!!
なにより、このエピソードは『冒頭での目撃~遺体発見までの前半部分』 と 『捜査&推理の後半部分』って少し色合いがちがっていて、盛り上がりの持続が難しい作品なのだと思うの。どうしても、クライマックス前にどうしても間延びしてしまうし・・・スピード感をつけて補ったとしても、抑揚がなくなってしまう。
そこを『トム・キャンベル警部』というキャラクターを登場させ、マープルさんと絡めることで『ほのぼの~~』 とした雰囲気を出しつつ、上手く纏めていると思う。
ルーシーの恋の行方も楽しめたし、大好きな作品です!
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トム・キャンベル警部
トム・キャンベル警部役のジョン・
ハナー(John Hannah)が良い味出してるよね~❤
「ハンナプトラ」等で、観知ってる方も多いのでは?
メジャーな俳優さんっていうのもあって、見せ場が足りない気もしないでもない(苦笑。

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■事件発生時期(時代設定)
第二次世界大戦後
1952~3年頃?
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■はてなワード?

◎セイロン(Ceylon)
スリランカ民主社会主義共和国の旧称。1948年2月4日に英国から自治領のセイロンとして独立。
◎マウントバッテン卿
フィリップ・マウントバッテン(Philip Mountbatten / Prince Philip, Duke of Edinburgh, )
爵位・称号は英国女王エリザベス2世の夫(王配)、エディンバラ公爵、メリオネス伯爵、グリニッジ男爵、イギリス海陸空軍元帥、日本学士院名誉会員。本作では、母方の叔父のルイス・フランシス・アルバート・ヴィクター・ニコラス・マウントバッテン(Louis Francis Albert Victor Nicholas Mountbatten, 1st Earl Mountbatten of Burma, 1900年6月25日-1979年8月27日)ではないと思われる。
◎タルカムパウダー(talcum powder)
入浴後等の汗止めなどに用いる。ベビーパウダー。
◎スポンジプディング(sponge pudding)
オーブンで蒸し焼きにしたスポンジ菓子。ベリー、チョコレート、レモンやパイナップルetc...色々なバリエーションがある。
◎ダムソンジン(Damson gin)
ダムソン(インシチチアスモモ※)のリキュール

damson.jpeg
ダムソン(Damson)西洋スモモの一種。インシチチアスモモやダマスクプラムともいう。スモモよりも小ぶりで、滑らかな黄緑色の果肉と、酸味の強い藍色がかった青い皮が特徴のフルーツ。

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第02話 『牧師館の殺人』

大好きな作品の一つ。
ジェラルディン・マキューアンのマープルは、舞台女優さんらしく少々オーバーアクションな部分もあるように感じるけれど、それ以上に快活でとてもチャーミングで、大人の愛らしさがあって新鮮だと思う。
妻帯者と恋愛関係にあったという解釈も斬新で、人間味にあふれ、普段感じさせないからこその想いがあるのだと思う。ただ、少々回想シーンが長過ぎたんじゃないかな。。
少し匂わすくらいにしてた方が作品的には締まって良かったと思うし・・・アレくらいじゃないと視聴者には分り難いのかしら?
マープル自身が犯人に惑わされ、複雑にしている点においても『牧師館の殺人』の面白いところだし、様々な『夫婦』の形が出てくるのもポイントかな。
個人的には、クレメント牧師夫婦がお似合いで、慈しみ合っていて大好き(๑╹◡╹๑)
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■スラック警部
ミス・マープルといえば、スラック警部ですよね!!(←あまり原作には出てきませんが(笑。)
どちらかといえば、好敵手であり相棒のようでもあった
『警部』という立場だったJ・ヒクソン版からすると、ある意味『ワトソン役※』にも似た感じというか、少し『仲良し度』が増しているのも、なかなか微笑ましいくて良いアレンジだ~~~~!
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■事件発生時期(時代設定)
第二次世界大戦後
1945~1950年頃?
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■はてなワード?

Winter-wren.jpg
◎ミソサザイ(鷦鷯、Winter wren)
英国ではヨーロッパコマドリ(European Robin, Robin)が『新年の魂』を、ミソサザイが『旧年の魂』を宿しているとして、クリスマスや聖ステファノの日(12月26日)に「ミソサザイ狩り」が行われていたらしい。


apricot-chutney.jpg
◎アプリコット・チャツネ(Apricot chutney)
アプリコット、オニオン、レーズン、オレンジピール、ジンジャー、リンゴ酢、シナモンパウダーetc...を煮込んで作るペースト状の調味料のようなもの。
アガサ作品では、よく出てくるアイテム!
『つわり』が酷い時に、食すことがあるらしい・・・『梅のチャツネ』も美味しいらしい(゚ ρ ゚*)

※ワトソン役・・・すなわち探偵の助手的存在。
NEWマープルの第1シリーズ
第01話 『書斎の死体』
ミス・マープルの推理方法ゆえか、事件そのものよりも人間関係が
メインなエピソードですね!
。。。そこ変えちゃう?! みたいな改編もありましたね。
ヒクソン版『書斎の死体』は150分と無理矢理引っ張っている(時間を持て余している)感が否めなかったけれど、本作は「サクサク過ぎているのでは??」 と少々心配になった。。。そこでどんでん返しが!!!
結末を急ぐことによって視聴者(原作・ヒクソン版を既読・既観した)をまやかした脚本にGJと言いたい。
確かにヒクソン版あっての『新作』といった感じではあるけれど、あらゆる先入観を棄てて観なければならないなぁ と感じたし、アリバイや人間関係に関する前振りもきちんと描かれていて納得。
原作の弱みを逆手に、ドリーを最後までワトソン役に起用してた所も、実に良かったんじゃないかな。
私的なことを言えば、バントリー大佐を大きくとり上げて頂きたかったんだけどね(笑。
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■事件発生時期(時代設定)
19512年頃?
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■はてなワード?
◎ミニマリズム
美術・建築などの造形芸術分野において、最小限(Minimal)主義(ism)、必要最小限を目指す手法のこと。
装飾的な要素を最小限に切り詰め、シンプルなフォルムが特徴。
Fred_Astaire3.jpg
ミス・マープル風に言うと、『単純簡潔』(苦笑。
◎アステア
フレッド・アステア(Fred Astaire, 1899年5月10日-1987年6月22日)俳優、ダンサー、歌手。(※画像参照)
言わずと知れた『ダンスの神様』~~~❤
米俗語に「アステア(=ダンスの上手い洗練された男性)」というのがあるらしい。
◎『日のあたる場所』
(原題:A Place in the Sun)
1951年に公開されたモンゴメリー・クリフト、エリザベス・テイラー主演映画(米)
『Agatha Christie's MISS MARPLE』Miss-Marple.JPG

ジェラルディン・マキューアン主演。
独立系のITV(英国+米国)製作(2004年~~

日本で『ミス・マープル』といえばジョーン・ヒクソンさんのイメージが定着しているように思う。彼女の上品さ、厳しさetc...が
役にピッタリで、大変な人気なのだけれど(かくいう私も大好きです!)・・・。

実は、新ミス・マープルジェラルディン・マキューアン
さんも大好きだったりします❤
確かにジョーン・ヒクソン版のような『
ヴィクトリア朝の価値観』やなんかは、あまり見えないような気がしますが、行動派で温和でリアリストな『ミス・マープル』らしさがあると思いますし、チャーミングで良い!!
米国が製作に関わってるだけあって、カラフル且つ斬新なセットや衣装もまた一味も二味も違っていて楽しいですね~~(๑╹◡╹๑)

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新★ミス・ジェーンマープルについて☆
住所 ロンドン郊外の小村
セント・メアリ・ミード235(St.Mary Mead 235)
容姿 薄い青色の瞳、色白、白髪、上品でチャーミングな老婦人
性格 温和、リアリスト、行動派
趣味 編み物、庭いじり、野鳥観察(時に村人の観察)
読書 レイモンド・チャンドラー※
好き お茶、シードケーキ、クリームホーン、村人のゴシップ etc...
嫌い 理路整然としない考え方、ナメクジ、タバコの煙、時間にルーズな人
協力者
主治医のヘイドック医師
甥のレイモンド・ウエスト(作家)
ドリー・バントリー 
etc...
推理法 人間観察(住民たちの噂話から情報を収集するといったやり方。)
犯人の性格を自分の友人・知人にあてはめ真相を探り出す。
事件簿 全12長編20短編に登場(セント・メアリ・ミードとその近郊が舞台)
その他
 ロンドンの中流階級出身。
イタリア・フィレンツェの寄宿学校に留学。
戦時中は看護婦をしていた模様。
恋人が戦死(
生涯を独身で通す原因と考えられる)
ロンドン郊外の小村(セント・メアリ・ミード)に移り住む。

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※レイモンド・ソーントン・チャンドラー(Raymond Thornton Chandler, 1888年7月23日-1959年3月26日)
20世紀で最も有名なハードボイルド作家の一人。
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